2023.07.20

デザイン科受験生にお勧め☆ 展覧会情報!

何かとイメージ優先の現代において、デザインの良し悪しが商品の価値を決定すると言っても過言ではないくらい、デザイナーの存在は大きくなっています。

今でこそデザインは職業として成り立っていますが、その昔は画家がアルバイト的にポスター制作や舞台美術などを担当することが通例で、ロートレックやミュシャなど多くの画家が手掛けた、挿絵や劇場用宣伝ポスターは、今でも展覧会で目にすることができますね。

要するにデザインは、ファインアートにある創造性と美意識に『情報』を加えることで存立するものであるため、現在における美大のデザイン科入試でも、
『デッサン/色彩/立体=ファインアート』の表現力が求められているのです。

デッサンや色彩構成(平面構成)は油絵や日本画の巨匠から、
立体構成や空間構成は彫刻やインスタレーションの巨匠から学んで、

美大に合格する近道=王道を進みましょう!

そこで今回お勧めする展覧会は、ファインアート系!


↓↓↓ おすすめ展覧会はこちら ↓↓↓


➊絵画、ドローイング、版画、写真、舞台芸術といった分野で多彩な作品を発表し続けてきた現代で最も革新的な画家のひとり。
『デイヴィッド・ホックニー展』
東京都現代美術館
2023年7月15日(土)~11月5日(日)
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/hockney/index.html


➋「未完の聖堂」と言われながら、完成が視野に収まってきたサグラダ・ファミリア。ガウディの建築思想と造形原理を読み解いています。
『ガウディとサグラダ・ファミリア展』
東京国立近代美術館
2023年6月13日(火)~9月10日(日)
https://gaudi2023-24.jp/


➌印象派を起点としてフォーヴィスムやキュビスムが生まれ、抽象絵画へ到達したことが実感できる展覧会。
『ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ』
アーティゾン美術館
2023年6月3日(土)~8月20日(日)
https://www.artizon.museum/exhibition_sp/abstraction/


➍純粋な色彩によるフォーヴィスムを生みだし、モダンアートの誕生に決定的な役割を果たしたマティス。今なお芸術家たちにも大きな影響を与え続けています。
『マティス展』
東京都美術館
2023年4月27日(木)~8月20日(日)
https://matisse2023.exhibit.jp/
2023.06.26

一般絵画教室 入学金無料キャンペーン

6/26~9/1までに一般絵画教室をお申込みになった方は、入学金が無料になります。
この機会に新しい趣味を始めませんか?
事前に体験教室を3時間おこなえます!!
2023.06.20

上達の秘訣とは⁉

1学期も後半戦です。

4月5月と基礎を積み重ねてきた生徒の作品は、
梅雨時の植物のようにグングンと成長しています。
これは講師からの客観的な目線。

しかし生徒からは 「自分は上達していないのではないか?」といった
言葉が聞こえてきたりします。

これは中級レベルになりたての生徒によくある「思い込みの壁」

例えば初心者のAさんは2歩先を目指して2歩進めて大満足。
中級者のBさんは10歩先を目指して5歩しか進めず悔しさでいっぱい。

といった具合に、初心者は完成イメージが低いため、絵を描く行為や出来た作品自体に満足するのに対して、中級者の場合は理想とする作品イメージ(大学合格レベル)を持ち始めていても技術は未熟なため、「思ったところまで描けない→上達していない」と考えてしまうことが多々あるようです。

中級者Bさんのような場合、理想と現実のギャップはあるとしても結果としては大きく前進出来ているので、上達していないと感じる「思い込みの壁」は正に錯覚といえます。

結局のところ上達の秘訣は、「高い理想を持って描き続ける。」

 一般的な答えでした…
 

でも、高い理想(高い完成度)を簡単に体感出来る課題があります!

それが『写真模写』
これで平面構成とデッサンのレベルアップ間違いなし!


【写真模写から得られること。】      
  完璧に描き切った満足感がある。
  高密度の作品に仕上げる目標づくりになる。
  癖の無い描写になる。
  色幅を広げる訓練になる。

【模写の段取り】
 ①写真を選択
 <選び方のポイント>
 ・被写体は何でもよいが、フォルムの分かりやすいものが望ましい。
  ~細部までピントの合ったものを選びましょう。
   (データが小さいものは避けましょう。)
  ~陰影が見やすい写真を選びましょう。
  ~サイズはB5サイズ(18cm×25cm)程度が良い。
 
 ②画用紙に転写
  ~画用紙に写真サイズと同サイズの画面枠をつくる。
  ~写真を白黒コピーする。
  ~コピーの裏面を4Bくらいの濃い鉛筆でムラ無く塗る。
   カーボン紙を使うとコピー紙とカーボン紙の厚み分のズレが転写線に出てしまった
    り、カーボンの線と鉛筆のトーンの差が出たり、絵の具は弾いてしまう場合がある。
  ~コピーを画面枠に合わせてマスキングテープで止め、硬目の鉛筆を使って表から形を
   なぞって転写する。
  ~コピーを剥す。
 ③写真を見て転写線の上から模写する。
 ④写真と同じになるまで描いたら完成。

 ※画像は生徒作品です。

実技力の上達は どんな人でも制作量と時間の積み重ね以外にありませんが、的を射た課題 と学習で最短コースを進むことができます☆
デザイン工芸科では、工夫を凝らした上達メニューで美大合格へ導いています!
2023.06.19

■ 石から絵具を作ろう!! を開催しました■

絵画技法講師の吉川 聡です。

昨日、油絵科有志でラピスラズリの原石から絵具を作りました。
なんと6時間の格闘。
でも、一人2~5本作れました。お疲れ様です!!
本当に高級な絵具だから大切に使ってください。
2023.06.16

卒業生の杉山 優子さんのグループ展が開催されます。

卒業生の杉山 優子さんのグループ展が開催されます。
当校の講師も長くやって頂いた優秀な方です。
当時はお世話になりました!!

■日時 2023年6月26日(月)~7月1日(土)
■場所 銀座 うしお画廊
■プロフィール
1981 神奈川県出身
2004 武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業
2006 武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了
2006-2010 武蔵野美術大学油絵学科研究室 助手
2010- 日本美術家連盟会員
2013- 立軌会同人
現在 静岡県浜松市 在住
2023.06.03

■ 2023夏期講習会のお知らせ■

期間 前期2023.7.27~8.5 後期2023.8.16~8.25
普段、なかなか集中した時間が作れない受験生も、夏休みはたっぷりと制作時間が取れるのではないでしょうか。アトリエ ヴィーナスの夏期講習会では、短期集中型のカリキュラムを用意して、実力を伸ばせる限り伸ばす授業を行います。終わるころには以前とは違う自分と出会えると思います。楽しみにしていてください!!
■ 2023夏期講習会ページ ■

※パンフレットはPDFでご覧いただけます。プリントして頂ければ申込用紙をそのまま使用できます。
■ 夏期講習会パンフレットPDF ■
2023.05.28

一般絵画教室生 宮島様が個展を開かれます。

一般絵画教室生の宮島様が個展を開かれます。
興味がある方は、是非いらして下さい!!

■日時 2023年6月11日(日)~6月17日(土)
■場所 JR有楽町駅前 東京交通会館 地下1階 ゴールドサロン
2023.05.11

デザイン科受験生へ おすすめ情報!

皆の先輩・大先輩の展覧会を案内します!

今はデザイナーの名前を検索すれば、気軽にスマホやパソコンで作品画像を観ることが出来る時代。
でも作品は絶対に生で観るのがお勧めです。

それは作品のサイズや素材、展示されている空間や照明なども含めて体感をしたとき、作品の本質・デザイナーやアーティストの制作に対する向き合い方に触れることができるから。

そして美大デザイン科を目指す上で欠かせない平面構成や立体構成のヒントも、そこには沢山あることでしょう!

気候の良いこの時期、感性の充電に出かけよう☆


↓↓↓ おすすめ展覧会はこちら ↓↓↓

➊藝大デザイン科出身の さかざきちはる の展覧会
『ペンギンアパートメント』 おなじみのSuicaペンギン
 芳澤ガーデンギャラリー
 2023年4月21日~7月9日
 千葉県市川市真間5-1-18
 https://www.tekona.net/yoshizawa/event_detail.php?id=1885


➋世界を舞台にグラフィックデザイナーとして活躍した田中一光の展覧会
『開館50周年記念 田中一光 デザインの幸福』
 奈良県立美術館
 2023年4月22日~6月11日
 奈良県奈良市登大路町10-6
 https://www.pref.nara.jp/11842.htm


➌インテリアの代表的な作品が一堂に会する展覧会
『The Original』
 21_21 DESIGN SIGHT
 2023年3月3日~6月25日
 東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン
 https://www.2121designsight.jp/


➍世界中に熱狂的なファンをもつ絵本作家エドワード・ゴーリーの展覧会
『エドワード・ゴーリーを巡る旅』
 渋谷区立松濤美術館
 2023年4月8日~6月11日
 東京都渋谷区松濤2-14-14
 https://shoto-museum.jp/exhibitions/199gorey/


➎伝説のファッション・イラストレーター 森本美由紀 の展覧会
『森本美由紀展』
 弥生美術館
 2023年4月1日~6月25日
 東京都文京区弥生2-4-3
 https://www.yayoi-yumeji-museum.jp/yayoi/exhibition/now.html


➏藝大デザイン科出身アトリエヴィーナス講師 清野融 の展覧会
『現代美術(清野融)と水墨画(伊與田喜代美)のコラボレーション展』
 大山現代の美術館
 2023年4月29日~7月2日
 神奈川県伊勢原市大山441−2
 https://www.townnews.co.jp/0405/2023/05/05/676967.html
2023.05.01

一般絵画教室/5月と6月のモチーフはこちら!

セットモチーフのある部屋では、2か月毎に石膏像1種と静物3種が組み替えられます。

鉛筆で描いたり、水彩絵の具で描いたり、油絵具で描いたり。
また大きな画面で描いたり、小さな画面で描いたり、全体を描いたり、部分のみを描いたりと、自由に絵を描きます。

今回は、木や植物、骨、貝、花など自然物を増やしてみました。
おだやかな春の気候のなか、絵画制作を楽しみませんか☆ 専門の先生がしっかりと寄り添ってお教えいたします。
2023.04.30

デザイン・工芸科講師のご紹介 二回目

大堀 千景先生
多摩美術大学 グラフィックデザイン学科在学

大堀 千景先生は大学生ながら、すでに印刷物のデザインやイラストを手掛けており、プロとしての活動を始めています。
上の画像はつい最近のウェルカムボードのお仕事です。カップルの表情がすてきですね。
現在発行されているアトリエのパンフレットデザインも大堀先生が手がけたお仕事です。

美術大学に合格して2~3年の先生は、入試傾向を熟知しているので助かっています。
今後ともよろしくお願いいたします!!